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表示・除外条件について

ポップアップキャンペーンおよびポップアップには表示・除外条件を設定することができます。

表示・除外条件が未設定の場合、ポップアップはポップアップキャンペーンタグが設置されている全てのWebページに表示されますが、
ページによって表示するポップアップを制御したい場合や、
ポップアップそのものを非表示にしたい場合に、表示・除外条件を設定します。

設定可能な条件

設定可能な条件には以下の5種類があります。

  • 表示条件(タグ読み込み時)
  • 除外条件(タグ読み込み時)
  • 表示条件(表示トリガー発火時)
  • 除外条件(表示トリガー発火時)
  • デバイス

それぞれの条件の仕様について、詳しく説明していきます。

表示条件(タグ読み込み時)・除外条件(タグ読み込み時)

ポップアップキャンペーンのタグが読み込まれたタイミングで判定される条件です。
以下3種類のルールから設定ができます。

  • URLが次の文字列に完全一致
  • URLが次の文字列に部分一致
  • ポップアップの表示履歴がある

1つのキャンペーンやポップアップに対して複数のルールグループを設定することができ、
それぞれのルールグループをAND条件もしくはOR条件で判定することができます。
また、ルールグループ同士の判定もAND条件もしくはOR条件から選択できます。

これらを組み合わせることで1つのキャンペーンやポップアップに対して、
「A or B and C and D or E」のような複雑なルールで表示を制御することも可能です。

URLが次の文字列に完全一致

ポップアップキャンペーンのタグが読み込まれたWebページのURLと入力された値が完全一致した場合に、
ポップアップを表示もしくは除外します。

タグを設置したWebページのうち、特定のWebページのみをポップアップの表示対象もしくは除外対象としたい場合に有効なルールです。

URLが次の文字列に部分一致

ポップアップキャンペーンのタグが読み込まれたWebページのURLと入力された値が部分一致した場合に、
ポップアップを表示もしくは除外します。

タグを設置したWebページのうち、特定のディレクトリの複数のページであったり、
特定のパラメータが付与されている(例:特定の広告媒体経由で流入)場合にポップアップの表示対象もしくは除外対象としたい場合に有効なルールです。

ポップアップの表示履歴がある

あるポップアップの表示履歴がある場合に、ポップアップを表示もしくは除外します。

表示履歴を確認するポップアップは現在のワークスペースに登録されている全てのポップアップ(対象となるポップアップ自身を含む)から選択することができ、
分単位で表示もしくは除外する期間を設定することも可能です。

当サービスではポップアップの表示履歴をLocalStorageに格納します。
そのため、ユーザーの環境やブラウザ設定状況によってLocalStorageのデータが削除されていた場合は、
設定をした通りに表示もしくは除外できない場合があります。
また、LocalStorageはサブドメイン含む同一ドメインのみ、書き込みや読み取りができます。
そのため、複数ドメインに同一キャンペーンタグを設置している場合に、設定をした通りに表示もしくは除外できない場合があります。

表示条件(表示トリガー発火時)・除外条件(表示トリガー発火時)

ポップアップに設定された表示トリガーが発火した(検知された)タイミングで判定される条件です。
以下3種類のルールから設定ができます。

  • Cookieを持つ
  • LocalStorageを持つ
  • 特定のCSSプロパティを持つ要素が存在
  • 特定のCSSセレクタに一致する要素が存在

1つのキャンペーンやポップアップに対して複数のルールを設定することができ、
それぞれのルールをAND条件もしくはOR条件で判定することができます。

1つのキャンペーンやポップアップの中で、
AND条件やOR条件を組み合わせて複数のルールを判定することはできません。
複数のルールを設定すること自体はできますが、
それらのルールの判定はすべてAND条件かOR条件のみとなります。

表示トリガー発火時の表示・除外条件のルールはいずれも高度な設定です。
Webページの開発担当者にご確認いただきながら設定することをおすすめします。

Cookieを持つ

指定したkeyとvalueに一致するCookieが存在する場合に、ポップアップを表示もしくは除外します。

タグを設置したWebページ側で、
例えばユーザーの閲覧履歴といった行動データによってCookieへの書き込み処理を行なっており、
この内容によってポップアップを表示するかどうかを制御したい場合に有効なルールです。

LocalStorageを持つ

指定したkeyとvalueに一致するLocalStorageが存在する場合に、ポップアップを表示もしくは除外します。

「Cookieを持つ」ルールと同様に、ブラウザに書き込まれたデータの内容によってポップアップを表示するかどうかを制御したい場合に有効なルールです。

特定のCSSプロパティを持つ要素が存在

特定のCSSセレクタ要素があるCSSプロパティの値を持つ場合に、ポップアップを表示もしくは除外します。

例えば当サービスとは別にWebページにモーダル形式で表示される要素があり、
その要素が表示されている間はbody要素に対してoverflow: hidden;というスタイルが適用されている場合、
以下のような除外設定ルールと追加することで、
その要素が表示されている間は当サービスのポップアップを除外することができます。

body要素のCSSプロパティによってポップアップ表示を除外する設定の画面イメージ

特定のCSSセレクタに一致する要素が存在

特定のCSSセレクタに一致する要素が存在する場合に、ポップアップを表示もしくは除外します。

「特定のCSSプロパティを持つ要素が存在」ルールと同様に、
Webページ上のHTML要素の状態によってポップアップを表示するかどうかを制御したい場合に有効なルールです。

デバイス

Desktop / Mobileの2デバイスそれぞれでポップアップを表示するか除外するかを設定できます。
少なくともいずれか1つは表示する設定にする必要があります。

当サービスではユーザーエージェントを正規表現/iPhone|Android.+Mobile/で判定し、
判定結果がtrueの場合にMobile、falseの場合にDesktopであると定義しています。

設定された条件の判定の流れ

ポップアップキャンペーンとポップアップ両方に表示・除外条件が設定されている場合、
以下のような流れで判定します。

  1. キャンペーンタグ読み込み時に、キャンペーン・ポップアップ両方のデバイス条件を判定
  2. キャンペーンタグ読み込み時に、キャンペーン・ポップアップ両方のタグ読み込み時の表示・除外条件を判定
  3. 1〜2の処理の結果で、キャンペーン配下に登録された複数のポップアップを絞り込み
  4. 3で絞り込まれたポップアップの中から、表示対象となる1つのポップアップをランダムに確定(=A/Bテスト)
  5. 表示トリガー発火時に、キャンペーン・4で表示対象となったポップアップ両方の表示トリガー発火時の表示・除外条件を判定
  6. 5で表示判定となった場合のみ、表示トリガー発火時にポップアップが実際に表示
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