URLパラメータ引き継ぎの概要
当サービスでは、以下のクリック要素に対して「URLパラメータ引き継ぎ」を設定することができます。
- ポップアップ内の、クリック挙動が「シナリオ起動」もしくは「指定URLへ遷移」となっているクリック要素
- シナリオ要素「ボタン要素」内の、クリック挙動が「指定URLへ遷移」となっているボタン
- シナリオ要素「画像マップ要素」内の、クリック挙動が「指定URLへ遷移」となっているボタン
- シナリオ要素「動画マップ要素」内の、クリック挙動が「指定URLへ遷移」となっているボタン
- シナリオ要素「カルーセル要素」内の、各カルーセルアイテムのCTAボタン
「URLパラメータ引き継ぎ」を設定することで、
上記クリック要素がクリックされた時点でのWebページのURLに含まれているパラメータや、
Cookie・LocalStorageに保管されている値を、後続のURLに引き継ぐことができ、
広告効果の計測等にご活用いただくことが可能です。
また、ポップアップ要素からシナリオを起動する際、
そのシナリオ自体にパラメータを引き継ぐことができるため、
引き継いだパラメータをさらにシナリオ内のシナリオ要素で指定した遷移先URLへ引き継ぐ等、
柔軟な対応ができる点もポイントです。
AppleのITP(Intelligent Tracking Prevention)等、ブラウザ側のトラッキング防止機能によって、
URLパラメータやCookie、LocalStorage自体が削除される可能性があり、
当サービスではこういったケースにおける完全な動作を保証していません。
設定項目
「URLパラメータを引き継ぐ」をオンにすると、
以下のように「パラメータ名」「パラメータ値」という2つのフォーム項目が表示されます。

この2項目の入力内容によって引き継ぎの挙動が異なるため、それぞれ説明します。
以下のようなケースを例にしましょう。
ケース例
ユーザーの状態が以下だったとします。
- 訪問したWebページが
https://hogehoge.jp?utm_source=google&utm_medium=cpc&unique_id=123
というURL - Cookieに
testCookie=xxx
というkeyとvalueが保管されている - LocalStorageにキー
testLocalStorage
でaaa
という値が保管されている
上記のWebページ上に、当サービスが以下のように設定されていたとします。
- クリック挙動が「シナリオ起動」となっており、「URLパラメータを引き継ぐ」がオンのポップアップが表示される
- 呼び出されるシナリオ内のあるボタン要素で、クリック挙動が「指定URLへ遷移」、「URLパラメータを引き継ぐ」がオンとなっているボタンが存在する
- 上記ボタン要素内のボタンについて、遷移先のURLが
https://hogehoge.jp/form
となっている
パラメータ名・パラメータ値いずれも未入力の場合
「URLパラメータを引き継ぐ」がオンであり、「パラメータ名」「パラメータ値」いずれも未入力の場合、
現在のパラメータがそのまま後続のURLに引き継がれます。
そのため、以下のような形となります。
- シナリオ起動時、シナリオに対してパラメータ
utm_source=google&utm_medium=cpc&unique_id=123
が引き継がれる - シナリオのボタン要素内のボタンに設定された遷移先URLにパラメータ
utm_source=google&utm_medium=cpc&unique_id=123
が引き継がれる - 結果、ユーザーが遷移するURLは
https://hogehoge.jp/form?utm_source=google&utm_medium=cpc&unique_id=123
となる
パラメータ名のみ入力されている場合
「URLパラメータを引き継ぐ」がオンであり、「パラメータ名」のみ入力されている場合、
「パラメータ名」で指定されたパラメータのみが後続のURLに引き継がれます。
例えばシナリオ内のボタン要素に対して、パラメータ名にunique_id
と入力したとすると、
以下のような形になります。
- シナリオ起動時、シナリオに対してパラメータ
utm_source=google&utm_medium=cpc&unique_id=123
が引き継がれる - シナリオのボタン要素内のボタンに設定された遷移先URLにパラメータ
unique_id=123
のみが引き継がれる - 結果、ユーザーが遷移するURLは
https://hogehoge.jp/form?unique_id=123
となる
当サービスでは_ke_から始まる文字列はパラメータ名として予約語にあたるため、
登録できない仕様となっています。
パラメータ名・パラメータ値いずれも入力されている場合
「URLパラメータを引き継ぐ」がオンであり、「パラメータ名」「パラメータ値」のいずれも入力されている場合、
「パラメータ名」で指定されたパラメータ名で「パラメータ値」で指定されたテンプレートに従って生成された値が後続のURLに引き継がれます。
例えばポップアップのクリック挙動に対して、パラメータ名にparam
、パラメータ値にuid_{unique_id}_ck_{cookie.testCookie}_ls_{localStorage.testLocalStorage}
と入力し、
シナリオ内のボタン要素に対して、パラメータ名にparam
と入力すると、
以下のような形になります。
- シナリオ起動時、URLパラメータから
unique_id
の値を、CookieからキーtestCookie
の値を、localStorageからキーtestLocalStorage
の値を取得する - シナリオに対して、上記で取得した値が
uid_{unique_id}_ck_{cookie.testCookie}_ls_{localStorage.testLocalStorage}
という形式でパラメータ名param
として引き継がれる - シナリオのボタン要素内のボタンに設定された遷移先URLにパラメータ
param
が引き継がれる - 結果、ユーザーが遷移するURLは
https://hogehoge.jp/form?param=uid_123_ck_xxx_ls_aaa
となる